【オールソール交換+中底交換+カウンターライニング修理 】 紳士革靴

グッドイヤー製法靴のオールソール交換/中底交換/カウンターライニング修理は【キングリペア】にお任せ下さい♪

他店さんで部分的な修理を何度かされていましたが、10年以上オールソールはしていないため革底にヒビが入っており、貼ってあるラバーのハーフソールも硬化していました。さらにカウンターライニング(靴の内側のカカトの骨が出っ張っている部分が当たっている革)が擦れて穴が開いていて、さらに足裏が当たる中底の革もヒビが入っており、歩くと痛いという状態でしたので、気になっているところを全部修理する事になりました。

(修理前)

▼カウンターライニング(靴の内側の革のカカト部分)も破れていたため、修理します

キングリペアでは、オールソールと中底交換を同時に行う場合、先に中底を交換してからソールを交換しています。 中底は足に馴染んだ立体構造物のベースですので、中底を先に交換して靴に馴染ませてからソールを交換した方がよりオリジナルに近い立体を再現できると考えています。ソールを交換した後で中底を剥がすと色々汚れてしまいますしね。

 

まず、中底を取り外します♪

▼ヒール周りに打ってあるタックス釘を抜くために靴底のヒールを外してソールをめくります。アッパーの茶色のスエードの革のエンドラインに沿って打ってあるタックス釘をニッパーで全て抜いていきます。

ヒール周りにはタックス釘の折曲がった先端などが山ほど刺さっていますので、ベルトサンダーで表面を削って釘を無効化し、前方は溶剤を流し込みながら指で接着剤の癒着をはがしつつ、リブテープは痛めないように指の力だけで中底を両足取外します

中底の革は汗を吸い、それを蒸発させることにより「呼吸」をしていますが、ここまで古くなると全く機能していませんし、衛生面にも問題があるかと思います。

次に中底の下にある芯板(ファイバー芯)も10年にわたり体重を支え続けていたため、へたっていましたので、これも交換します 釘の跡で傷だらですので、どっちにしてもこのままでは芯の役目を果たしません

芯板を交換する前に、せっかくここまで分解したのでカウンターライニングの修理をちょっと本格的に。

ライニングを全部剥がすのはリスクがありすぎるので、傷んでいる部分の上から革を貼ってトップラインで縫い付けます。 まずは貼る革の下準備から。元々のライニングに馴染むように、革の裏側の両サイドを薄く漉きます

準備した革を元々の吊り込みのラインまで貼っていきます。上のはみ出た部分は縫った後で切ります

▼トップラインをミシンで縫いました

トップラインから上の余った革を縫い目ギリギリを狙って「市切り」という道具でスパッと切ります

芯板を新しいものに交換します。オリジナルと同じ形に削りだして元の位置に戻します

 

 

 

 

 

 

↓新しい中底の革にオリジナルの形をトレースして水で濡らすなどして靴に馴染ませながら仮入れを繰り返します。

↓新しい中底が完成しました。中底の革には硬すぎず、柔らかすぎず、吸水性のある丈夫なショルダー革(牛の肩部分)を厚さを4ミリ程に加工して使用しています。見つけるの苦労しました…

当店での中底の接着の手順は、靴の方には全体的にボンドを塗っておき、中底は後ろ半分くらいにボンドを塗り、前半分はこの段階では何も付けていません。靴の中に入れる時に先端から入れて全体のバランスをみるためです。こうすると前半分を動かして位置決めができるため、接着位置のズレが防げると考えています。

後ろを固定したら、前半分にボンドを塗布し、シワが入らないよう、慎重に。

↓中底交換完了しました。踵から土踏まずにかけての10センチ程白くなっているのは最後に薄い中敷きを貼るため、表面をザラつかせてあるためです。

↓最初に抜いた吊り込みを固定するタックス釘を芯板と中底にきめるように打ち直しておきます

 

ここから靴底のオールソール交換(レザーソール)

底縫いの糸を切るため、革底の周りを削って斜めに落とします

糸が切れたらソールを剥がします  やたら引っ張るとアッパーに変なシワが入ってしまうので、確実に縫い糸を切ってから、必ずシューツリーを入れて作業しています

ソールを剥がした直後はウェルトに縫い糸が残っていますので、全て除去します

▼ニッパーなどで全て取り除いていきます。

この写真では分かりにくいのですが、全摘してあります。かなり地味な作業ですが、糸を残したまま底縫いをかけるとウェルトが傷んでしまうため、古い縫い糸は全摘して出来るだけ元の針穴に縫い針を通すように修理しています

↓ヒール周りの革(鉢巻き)も傷んでいたので交換します

同じものを作って交換しました(写真が残っていませんでした…)

次に中物のコルクを入れます

当店では防水性、クッション性に優れたポルトガル産のコルクを採用しています

↓くせ付けなどの下処理をした新しいレザーソールを接着します。前方部分のへたったアッパーがピンとなるように、尚且つ革の癖は再現するように貼り合わせます

↓革の銀面(表面)の塗装層を薄く削っておきます。最後に革底をライトブラウンに染めるためです

ダシ縫い(底縫い)をかけるラインに溝を掘ります

縫い糸が底面に露出しているより、中に入っている方が糸切れしにくいからです。

↓溝掘りが終わりました

ダシ縫い(底縫い)が終わりました。この後、ヒールを中底に向けて釘を打ってヒール部分を固定。前方は底縫いで固定、後ろ側は釘で固定されています。

↓ヒールをオリジナルと同じように作ってソールに取付け

ヒールを固定するため靴の中底からヒールに向かって釘を打ちます

↓ヒールの取付けが終わったら、トップリフトに飾り釘を打っていきます。まずは下穴開け

飾り釘には真鍮製の釘を使います。釘の頭部分は飾り釘には大き過ぎるため、頭は落として針の部分が表面に出るように加工しています

真鍮釘は頭を切り落としますので、全部打たずに3分の1ぐらい出しておきます。どこを切っても真鍮の色が変わらないので、真鍮釘を使っています。鉄の金メッキ釘では、後で錆び付いてきてしまうため、飾り釘には使えません。

表面を整えて、ソールの革と同じように銀面にバフをかけておきます。

↓コバ(靴底の外周1周)の形を整えて、色入れ。最後は手作業で行っています。

↓【底面に色入れ 】お客様の希望により、ライトブラウンに染めていきます

 

▼底面とコバを磨き込んで完了♪

中敷きもレザーで新しい交換してあります(ブランドロゴが入った中敷きはご用意出来ません)

カウンターライニングの革はライニングの色になるべく似ている革を使用します

このブログで紹介している修理方法はキングリペア独自の考えで行っているものです。ほとんどが独学で、試行錯誤しながら修理しています。修理方法は職人さんによって異なりますので、参考程度にご覧下さい。

 

グッドイヤー製法靴のウェルト交換修理はこちらをご覧下さい↓

http://king-6166.com/2018/07/26/shoesrepair-ollsole-regal/

 

グッドイヤー製法靴のオールソール交換/中底交換/カウンターライニング修理の事なら埼玉県志木市館(たて)2-7-6  東武東上柳瀬川駅前ぺあも〜る中央広場の【キングリペア】にお任せ下さい♪

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